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新宿ゴールデン街の、

若者が集う飲み屋の雇われマスターとその奥方が
荒木町の隣、舟町にバーを開いたのは、1992年。
開店の時には、ストックを抱えてお祝いに行った。


当時は牛込にテレビ局があり、

賑わいは深夜まで続いていたけれど、
お酒を飲むという習慣が若者から去っていき、

バーはどんどん少なくなっていく。

 

行くと、ママはいつも言う。
「もう、ぜんぜんなのよ」と。
「こんなに繁盛してるじゃないの」と私。カウンターは満席。
「それは、今日だけ。昨日はまったく」とママ。
常連がスコッチを傾けている。
落語家の独演会やライブも開催したりして
工夫を凝らしながら、夫婦は元気にやっている。

 

Bar461。
エリック・クラプトン好きの店主が、1974年のアルバム
「461 Ocean Boulevard」から名前をもらった。

 

香枝ちゃん、またね。

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